英語と英会話

地方都市でお世辞にも国際的とは言えない環境で育った私ですが、英語は常に得意教科ではありました。大学は法学部でしたが、卒業と同時に外資系の会社に入社しました。後で人事から知らされたことですが、3000人以上の入社試験受験者を先ず和文英訳の結果で30人ほどに絞ったらしく、その後外国人との英語面接を含む面接が数回行われ、最終的に7人が選抜されました。私の英語力はそれなりに評価された訳ですが、実際入社してみると、文書を始め全てが英語の世界に驚愕しました。特に、かかってくる電話の半数は英語で、慣れるまでは電話が鳴る度に心臓が飛び出しそうでした。電話で話すのはお互いの表情や身振りなどが見えない分、目の前にいる相手と話すよりずっと難しく、自分の英会話力のなさにトイレで涙することも度々でした。英語の読み書きは、学校教育で培った英語力でも対応できたのですが、実際にビジネスで会話するということは全く別のレベルだったのです。

電話が怖いに+1 !


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「英会話、英会話」というけれど
何の因果かアメリカ人と結婚しニューヨークに長年暮らしているせいか、日本の知人、友人達から「どうすれば英会話が上達するか?」という質問を受けることがよくあります。大抵が、自分が喋れないのはよしとしても、今の世の中、子供は英語を操る人間に育てなければという親の切実な思いからくる問いかけです。実際、楽天やユニクロのように英語を社内公用語とするという会社が出てくると、子供の将来を見据えて英会話を身につけさ
英会話レッスン
さて、いくら英会話の達人になりたくても、留学という選択肢は誰にでもあるものではありません。そこで、ちまたには英会話スクールなるものが乱立する訳です。どのスクールも、教室に通うケース、スカイプなどインターネットの媒体を使うケースを問わず、必ず少人数のグループ・レッスンかマン・ツー・マン・レッスンの2つの形式を持っているようです。実際に英語を話す時間の長さと英会話の上達度が比例すると考えると、マン・ツ
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マン・ツー・マン・レッスン
そんな私を見兼ねた会社の先輩が、ご自分も利用した『ベルリッツ』のマン・ツー・マンレッスンを勧めてくれました。親に借金をして高額のレッスン料を払い、週2回、1人はアメリカ人、もう1人はイギリス人の先生とのレッスンを始めました。2人の話す英語はアクセントが全く違うので、これもいい勉強になりました。相手が一生懸命聞いてくれる環境で一定時間集中して話すことで、とても自信がつきました。そして、何より一番の収